2007年01月28日

チェンバロ 〜ヴェルサイユからパリまで〜

◆プログラムによせて

私が来日したばかりだった1999年から、「チェンバロ+」の演奏会シリーズを始めた場所、学生の演奏会を企画した場所、そしてCDの録音を行った場所、それがムジカーザです。
ムジカーザは、気持ちが落ち着くとでも言いましょうか、まるで自分の家にいるように感じられるホールです。芸術に対しオープンで、いつも気持ちよく迎えてくださる黒田珠世さんには深く感謝申し上げます。

このチェンバロ2台のためのコンサートは、チェンバロ奏者水永牧子さんの才能、市瀬陽子さんのエレガントなダンス、高橋亜季さん、佐野友美さん、横山央さん、佐藤庸さんらの新鮮で超現実的な朗読、関根敏子さんの見識と心のこもった音楽学的なコメントを通して、バロック時代のヴェルサイユ、古典と現代を映すパリ、現代性の東京といった、時と空間の中へと投影されます。

すばらしい音楽の夕べをお過ごしください
昨日、今日、そして明日の音楽をたたえて!

ローラン・テシュネ

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C’est à Musicasa, dès 1999, lors de mes premières années d’installation au Japon :
que j’ai démarré la série de mes concerts « CLAVECIN + »,
que j’ai organisé des concerts d’étudiants,
que j’ai enregistré un CD,
autant dire que je me sens bien, même pour ainsi dire « chez moi » à Musicasa,
et je remercie Madame Kuroda pour son sens de l’accueil et de l’ouverture artistique.

Ce concert à deux clavecins se projette dans l’espace et dans le temps :
Versailles pour l’époque baroque,
Paris pour le classicisme et la modernité,
Tokyo pour la contemporanité,
grâce au talent de la claveciniste Makiko Mizunaga, à l’élégance corporelle de Yoko Ichise, au verbe frais et surréaliste de Aki Takahashi/Tomomi Sano/Hisashi Yokoyama/You Sato, aux commentaires éclairés et chaleureusement musicologiques de Toshiko Sekine.

Belle soirée de bonheur musical,
Vive l’art d’hier, d’aujourd’hui et de demain !

Laurent Teycheney



水永牧子 (チェンバロ)

桐朋学園大学古楽器科卒業。フライブルク音楽大学大学院を卒業後、最優秀の成績にてドイツ国家ソリストディプロマを取得し(チェンバリストとしては同校初めて)、2002年帰国。1999年モントリオール国際チェンバロコンクール第2位入賞。M・ゴネヴィルの現代作品を演奏し最優秀賞受賞。2001年3月東京にてソロリサイタル・デビュー。2002年ソロCD「D. スカルラッティ・ソナタ集」(アントレ)をリリースし、各方面より高い評価を得る。2003年2月、日本フィルとJ.S. バッハ「チェンバロ協奏曲」を共演。ドイツ留学中は「シュトゥットガルト・バッハ・アカデミー」にて作曲家S・グバイドゥリーナとの共同プロジェクトに参加、またモーリス・アンドレと共演するなど、欧州各地で演奏活動を行った。2003年12月には2枚目のソロCD「夢見る雨」をビクターエンタテインメントよりリリース。資生堂アートハウス・コンサートシリーズ、北九州国際音楽祭、東京オペラシティ「B→C」、平安神宮「紅しだれコンサート」「STB139スイートベイジル」で公演を行うなど、全国でソリストとして活躍。”ラ・フォンテ−ヌ”のメンバーとしても活発な演奏活動を行っている。第11回古楽コンクール・アンサンブル部門(山梨)最高位入賞。2000年ブルージュ国際古楽コンクールのアンサンブル部門第2位、併せて聴衆賞を受賞。これまでに4枚のCDをリリースのほか、ロンドンSBC音楽祭、ヨーク古楽祭などに出演。2001年度文化庁在外研修員。ピアノを坂井由紀子、チェンバロを故鍋島元子、ロバート・ヒル、ミヒャエル・ベーリンガー、曽根麻矢子の各氏に師事。



市瀬陽子 (バロック・ダンス)

立教大学・東京芸術大学卒。15〜18世紀のヨーロッパ宮廷舞踏、音楽劇、バレエ作品等について研究、舞台を制作・上演する。17〜18世紀フランスの作品を中心に、“優雅な宴les fetes galantes”(1992/3)、シリーズ公
演 “les songes agreables”(1995-1999)、“Terpsichore”(2000-2005)等を発表。上演に際しては、自らダンサーとして出演すると同時に振付・構成・演出、舞台や照明、衣装のデザインなども手がける。ルネサンスからバロックに至る時代のダンス指導にも積極的に取り組み、各地の高校・大学、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター等にて講師を務める。論文・雑誌寄稿多数。聖徳大学専任講師、東京芸術大学講師、洗足学園音楽大学講師。



関根敏子 (音楽学、音楽評論家)

桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科(音楽学)卒業後、フランス政府給費留学生としてフランス国立パリ高等音楽院に学ぶ。昭和音楽大学・東洋大学・白梅学園大学各講師、音楽文献目録委員会事務局長。主要著訳書:『古楽演奏の現在』(監修・執筆)、『西洋の音楽と社会:後期バロック』(監訳、2巻)他。



横山 央、佐藤 庸、高橋亜季、佐野友美 (朗読)

桐朋学園芸術短期大学演劇専攻卒業の若き精鋭4名。
臆せず、ひるまず、新しい世界に挑戦する。無限大(∞)の新しい自分と出会うために。



ローラン・テシュネ (チェンバロ)

ピアノをアルド・チッコリーニ、バロック解釈をウィリアム・クリスティー、作曲をセルジュ・ニグ各氏に、ほかソルフェージュ、和声学、対位法、チェンバロ、伴奏法などを学び、パリ国立高等音楽院を卒業。その後、チェンバロ奏者として活躍するとともに、教育活動にも力を注ぎ、1990年から94年までモンルージュ市立音楽院院長を務めた。音楽之友社より「フランス・バロック舞曲集」、全音楽譜出版社より「18世紀フランス王朝時代からの鍵盤曲集」を出版。コジマ録音より「チェンバロ+日本 I」(ALCD-9045)、「チェンバロ+ハープ II
Le Cabinet Dore DVD」(ALCD-9062)、フォンテックより「聴音」(EFCD4095-4097)をリリース。マザーアースより現代音楽の曲集「CLAVECIN+(チェンバロ+)」を監修出版。作品は主に栗原真知子氏により初演されている。昭和音楽大学助教授を経て、現在、東京芸術大学助教授、桐朋学園大学講師。
http://musique-art-vie.seesaa.net/
posted by LT at 10:54| コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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