2008年10月30日

レクチャーコンサート−J'AIME LE SOLFEGE! 2008

J’aime le Solfege ! 2008年11月10日/11日 於・東京

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音楽家や声楽家の間でも、一般社会においても、ソルフェージュについては今なお往々にして、退屈な教育で、無意味なエリート主義で、創造性の対極で、おまけに、却って反音楽的な「重荷」のように思われています。

音楽のレパートリーは、質・量ともに豊かになり、きわめて多様化しているにもかかわらず、また、世界中の現場で、特に音楽家(理論家・演奏家)、哲学者、心理学者や高邁でやる気のある人間たちが、芸術的知識の伝授のためにその才能を今も昔も惜しみなく注ぎつづけているおかげで、教育は何世紀にも亘って変化してきたというのに、奇妙なことに、この音楽科目がどれほどまでに理解されずまた真価を認められずにいるかということを未だに目の当たりにしたり、崇高なその精神ですらねじ曲げられてしまっているということがあります。

日本にもソルフェージュに関する団体は数多くありますが、あいかわらずソルフェージュの教師自身のための専門分野のような感があります。

21世紀に入って数年、今こそ、昨日そして今日のソルフェージュを知ってもらい、評価してもらうことが必要になってきています。それは例えば、ソルフェージュの問題点をよりよく理解し、ソルフェージュの将来を、より広い視点をもって、より人間的で知性的に構築してゆくことであるともいえるかも知れません。「 J’aime le solfège !」のきっかけは2006年、毎年恒例の「芸祭」(於・東京芸術大学)の一環で、エネルギッシュな学生たちの力で行われた催しでした。

同様に、2007年には現在活躍しておられる音楽家であり教育家である皆さんの並々ならぬご熱意をいただき、コンサート・ディスカッション・新作初演の3部からなる「J’aime le solfège !」を開催する運びとなりました。

このように大きな規模で、また集中的な形で、こうした芸術的イベントを開催できることは、私にとって非常に光栄なことです。それとともに、この機会に多くの皆さまをご招待できますことを大変幸せに思っております。

ソルフェージュを愛しましょう!

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「J’aime le solfege!」(音楽現代 2008年11月号掲載)

「J’aime le solfege!」シリーズの企画は、私自身の経験―パリ国立高等音楽院における専門ソルフェージュやフォルマシオン・ミュジカル(新しいソルフェージュ)の学生としての経験、そしてヨーロッパと日本での30年に及ぶソルフェージュ教師としての経験―に基づいています。
昨年12月におこなわれた「J’aime le solfege!」第一回は、別宮貞雄、末吉保雄、高橋千佳子、鷹羽弘晃各氏のご協力を得て、多くの方々からご好評をいただき、今年も関根敏子氏の司会進行・解説とともに、二夜にわたって開催されます。
 「J'aime le solfege !」は、芸術を共有するひとときです。プログラムは、それぞれ三部からなっています。第1部はあらゆる時代の音楽作品に敬意を表わす演奏、第2部は音楽教育の歴史、現在の試み、そして将来の展望についてのディスカッション、そして第3部は現代の作曲家のソルフェージュ的発想による新作初演です。
ソルフェージュの目的は、パリ音楽院でのドビュッシーとソルフェージュ教師ラヴィニャックとの幸福な関係のように、愛の物語であり、現在と未来の学生に身を捧げることです。
ソルフェージュは、人間探求のための素晴らしい音楽科目です。耳の訓練を通じて、自分自身の音を聴き、他の人の音楽に耳を傾け、真の対話ができるようになります。リズムの練習によって、自分自身と他の人の肉体的律動を意識し、心を合わせて会話することができます。 理論や分析も、芸術的活動の意味を「明らかにし」、音楽的思考を体系化するのに役立つのです。さらに、あらゆる様式や時代の音楽レパートリーに絶えず偏見なく取り組む意欲をもたせてくれます。
「J’aime le solfege!」シリーズは、音楽の専門家ばかりでなく愛好家も、また子供も大人も楽しむことができます。このような本当の愛の物語を共有するために、ぜひ多くの方にご来場いただきたいと願っております。
ローラン・テシュネ

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11月10日(月)
三瀬和朗(初演)、シャンボニエール、ラフィラール、リュリ(ダングルベール編)、ダマーズの作品 /野々下由香里(ソプラノ)、繻`亜樹子(チェンバロ)/増本伎共子、山下薫子(ディスカッション)/関根敏子(司会・解説)

11月11日(火)
青島広志(初演)、ルイジ・ケルビーニ、ノエル・ガロン、クロード・ドビュッシー、オリヴィエ・メシアンなどの作品 /小倉喜久子(ピアノ、エラール社製1845年ロンドンを使用)、吉原教夫(テノール)/島岡譲、山下薫子(ディスカッション)/関根敏子(司会・解説)

2008年11月10日、11日 18時30分開場  19時開演
場所 ムジカーザ 151-0066 東京都渋谷区西原3−33−1
電話 03-5454-0054 ファックス 03-5454-0053
チケットご予約・お問い合わせ
電話 090-7632-5653  Eメール arts-performance@docomo.ne.jp
チケットぴあ 電話番号0570-02-9999 (P コード 297-807)

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J’aime le Solfege ! 10 et 11 novembre 2008 Tokyo

Le solfège porte encore trop souvent, dans la société en général comme parmi les musiciens ou chanteur, l’image « Fardeau » d’un enseignement ennuyeux, inutilement élitiste, anti-créatif voir, paradoxalement, anti....musical !

Malgré un répertoire extraordinairement diversifié, imposant tant en quantité qu’en qualité, malgré des siècles d’évolution pédagogique vécue dans le monde entier grâce en particulier à des musiciens(théoriciens, praticiens), des philosophes, des psychologues et autres hommes de bonne et généreuse volonté qui ont mis et continuent de mettre leur talent au service de la transmission du savoir artistique, c’est une bien étrange chose que de constater à quel point cette discipline musicale reste encore méconnue, incomprise, et que l’esprit même qui en fait sa noblesse en soit ainsi aussi faussé....

Nombre d’associations solfégiques existent, au Japon également*, mais elles semblent rester du domaine réservé des professeur de solfège eux-mêmes.

En ce début de XXIe siècle, il est temps de faire connaître et apprécier le solfège d’hier et d’aujourd’hui, ne serait-ce que pour mieux en comprendre les enjeux et en construire ensemble son avenir de manière plus large, plus humaine et plus intelligente.

En 2006, naissait « J’aime le solfège ! », de par une dynamique collective estudiantine se produisant dans le cadre du festival annuel « Geisai » de Tokyo. C’est également depuis 2007, grâce à la généreuse passion de grands musiciens-pédagogues actuels, qu’il nous est donné de vivre un « J’aime le solfège ! » conçu en trois parties : concert / discussion / création.

C’est un honneur pour moi d’organiser et de produire un événement artistique d’une telle envergure et d’une telle intensité et un bonheur de vous y convier nombreux à venir le partager :

Aimons le solfège ! (La Formation Musicale)

posted by LT at 22:48| コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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