
2008年9月26日(金) 18時開演
早稲田大学小野記念講堂(早稲田キャンパス小野梓記念館B2)
入場無料
お問い合わせ
早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事務局
〒169-8050 新宿区西早稲田1−6−1
tel. 03-5286-8110
http://www.waseda.jp/prj-gcoe-enpaku
Vendredi 26 Septembre 2008 à 18 heures
Université Waseda de Tokyo
Entrée libre
tous renseignements : solfege@nifty.com
小林木綿 ソプラノ
市瀬陽子 バロックダンス
小林瑞葉 バロックヴァイオリン
廣海史帆 バロックヴァイオリン
武澤秀平 ヴィオラダガンバ
ローラン・テシュネ チェンバロ
Yu Kobayashi, soprano
Yoko Ichise, danse baroque
Mizuyo Kobayashi, violon baroque
Shiho Hiromi, violon baroque
Shuhei Takezawa, viole de gambe
Laurent Teycheney, clavecin
小林 木綿 ソプラノ
武蔵野音楽大学声楽科卒業。声楽を河村昭代、菊池洋子の各氏に師事。
バロック音楽様式、演奏解釈を有村祐輔、宇田川貞夫の各氏に師事。
1994年古楽コンクール(山梨)審査員奨励賞受賞。1996年
ブルージュ国際古楽コンクール第2位受賞。(声楽としては最高位)
その演奏はコンクール審査員だったヴィーラント・クイケン氏より絶賛される。
同年11月石橋メモリアルホールにて受賞記念リサイタルを開き、大好評を得、
又読売新聞紙上でも高い評価を得た。バロック音楽を専門に各地古楽音楽祭
また数々の演奏会に出演。独自のリサイタルシリーズとして「La Voix」を立ち上げ、2005年11月、2007年5月に開催しその演奏は高く評価された。
YU KOBAYASHI, soprano
Diplômée de l'Université de Musique de Musashino (Tokyo), elle y a
étudié avec Akiyo Kawamura, Yoko Kikuchi, Yusuke Arimura et Sadao
Udagawa.
Lauréate du Concours de Musique Baroque de Yamanashi (Japon) en 1994,
elle se distingue également au Concours International de Musique Ancienne de Bruges (Belgique) en 1996, et donne régulièrement des concerts
dont des récitals nommés "La Voix".
チェンバロ曲集より
ヴァイオリンのためのソナタ
2台のヴァイオリンのためのソナタ
ソプラノ・ヴァイオリンのための女神セメレのカンタータ
ソプラノ・2台のヴァイオリンのためのシャコンヌ ほか
Oeuvres pour soprano, 2 violons et basse-continue,
Sonates pour 2 violons et basse-continue,
Pièces pour clavecin seul, etc.
「17世紀フランス演劇研究会」より
このコンサートは、早稲田大学演劇博物館のグローバルCOEの助成を受けて、「17世紀フランス演劇研究会」が企画しました。その名の示す通りこの研究会は、フランス17世紀の演劇を研究するグループです。メンバーは30数年前より、作品を地道に読み続け、バロックからクラシックに至るまでの時代の総体を、とらえようと努力をしてきました。その成果の一部は研究誌「エイコス」に反映されています。
ここ数年は、演劇のレトリックへの興味がメンバーの中に芽生え、さらにそれは演技論にまで発展してきました。昨今はとくに、単に演劇の分野ばかりではなく、音楽や絵画の分野のレトリックにも関心の裾野が広がりました。メンバーもそれぞれの専門家が増えて多様になっています。
今回のコンサートの作曲家エリザベト=クロード・ジャケ=ド・ラ・ゲールへの興味は、17世紀女性アーチスト全体への興味から来ています。演劇の研究と同時に、当時の社会の有り様にも私たちの目は向いていますが、女性の様子があまりよく把握できないでいます。演劇関係で言うと、女性の劇作家などについて(女優については多少は知られています)です。また絵画や音楽関係の分野での女性の活動も、明らかにしなくてはなりません。
そこでまず、非常に才能豊かだったとされるド・ラ・ゲールの音楽を専門家の力を借りて、聴いいてみたいと思いました。そして彼女の生涯を探求し、どのようにして作曲の機会を得たか、なぜその紹介が現代において遅れているのか、などを確認したいと思いました。
今後は、女性の画家や劇作家についても研鑽を積み、3年後あたりには女性アーチストのシンポジウムも開きたいと計画しています。
なお、長い年月をかけて読破した戯曲の梗概集の出版も、同時に考えている今日この頃です。
私たちメンバーは、ド・ラ・ゲールについて書物に書かれたことしかわかりません。このたびはローラン・テシュネ氏に、17世紀フランスの音楽についての専門的な知識に基づいた演奏を聞かせていただけることになり、大変楽しみにしております。バロック楽器と歌と踊りの饗宴にじかに触れて、生のフランス17世紀を味わいたいと願っています。
Ce Concert est organisé par la Société Japonaise de Recherche
sur la France du XVIIe siècle.
Ces dernières années, nous nous intéressons plus particulièrement à la rhétorique théâtrale,ainsi qu'à la musique et à la peinture.
Les artistes femmes du XVIIe siècle étant particulièrement méconnues,
nous avons choisi d'approfondir en premier lieu Elisabeth Jacquet de la Guerre
à propos de qui Catherine Cessac a publié un interessant ouvrage.
Dans trois ans, nous comptons organiser un événement autour des femmes
artistes de l'Ancien Régime en France.
Nous vous espérons nombreux à venir apprécier Elisabeth Jacquet de la Guerre
en ce vendredi 26 septembre 2008, 18 heures, l'Université Waseda (Tokyo).